ISAプロバイダー事業の拡大に向けて、レベニュー・ベースト・ファイナンス(RBF)を活用した資金調達を実施

国内初の学費出世払い方式(“所得配分契約、ISA”)を採用したハイレベルエンジニア養成校「CODEGYM(コードジム)」を運営する株式会社LABOT(東京都渋谷区、代表取締役 鶴田 浩之)は、8月9日、ISAプロバイダー事業の拡大に向けて、香港に拠点を置く新興フィンテック企業でレベニュー・ベースト・ファイナンス(RBF)のプラットフォームを運営する香港のChoco Up(Co-founder and CEO:Percy Hung、https://choco-up.com/)からクロスボーダーの資金調達を実施致しました。
LABOTは、教育機会均等化を目指し、米国で生まれたスクールと学生の間の学費支払いに関する新たな契約モデルであるISAを採用したハイレベルエンジニア養成校「CODEGYM」を運営していますが、ISAを活用した教育サービスをさらに拡大するため、RBFによる資金調達を今回実施する運びとなりました。RBFとISAは、将来の売上高や収入を契約当事者間で配分するというレベニューシェアの考え方に基づいています。RBFはエクイティ調達とは違って希薄化が発生せず、スタートアップが経営権を確保しながら事業成長に必要な資金を迅速に提供可能なため、バリュエーションの早期向上を目指した活用が期待されています。
「レベニュー・ベースト・ファイナンス(RBF)」とは?将来の売上高を契約当事者間で配分するレベニューシェアの観点でRBFはISAに類似
RBFは、将来の売上高から一定額をロイヤリティとして支払う契約に基づく資金調達方法です。スタートアップを取り巻く資金調達手法が金融テクノロジーの進化と歩調を合わせてダイナミックに変化する中、RBFは株式発行でも銀行融資でもない新たな資金調達方法として注目され、2027年には400億ドルを超える規模にまで市場が急拡大(出典元:Allied Market Research)すると見込まれており、スタートアップを中心に活用が広まっています。
Choco Up・Percy Hung コメント
「教育機会の均等化を目指し、人の可能性に投資する」という社会貢献度の高いLABOTの事業を資金面で支援したいという想いから、難易度が高いクロスボーダーのRBFをLABOT社に今回提供することを決意致しました。現在、多くのアジア諸国では経済的な事情から教育を満足に受けられない方々がまだたくさん存在します。誰もが平等に教育を受けられるチャンスを提供できるISAの仕組みは革新的なアイデアであり、 国境を超えてこの仕組みを社会実装しようとする“ISAプロバイダー事業”は世界から注目を集めるソーシャルな事業に発展すると思っています。今後も、RBFによる資金支援を通じてLABOTの事業成長をお手伝いできればと考えております。」
代表取締役CEO・鶴田浩之コメント
「ベンチャー企業の資金調達手段が多様化している中で、当社の財務戦略の一部において香港を拠点とするChoco Up社によるRBFを活用することに致しました。企業の将来性を担保として考慮したファイナンス手法は、当社の主力事業を構成するISA(教育にかかる学費の所得配分契約)のコンセプトと通ずるものがあります。引き続き「人の可能性に投資する」という当社のビジョン、「テクノロジーと金融の力をかけ合わせ、未来の教育を提案する。」というミッションのもと、事業開発に取り組んで参ります。」
取締役CFO・門前太作コメント
「今回、当社はISAというユニークな学費支払い方式を日本で初めて採用した教育スタートアップとして、バリュエーションを早期に高めるべく通常のコーポレートファイナンスに加えてRBFによるアセットファイナンスを組み合わせた財務施策を実行致しました。今後、ISAに基づく教育投資の実績を積み上げながら、国内外にISAプロバイダー事業を大きく展開するためのファンドの活用も視野に入れつつ、私どもの目指す教育投資のエコノミクス構想を実現していきたいと考えています」
Choco Up 概要
社名 :Choco Up.Inc
代表者:Co-founder & CEO・Percy Hung
URL :https://choco-up.com/